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2011.05.10

深部静脈血栓塞栓症治療日記・2

具体的治療の過程です。
今回も長文です。
続きを読むよりどうぞ。

関連記事:
深部静脈血栓塞栓症治療日記・1

あ、そうそう入院前、胸痛はありませんでしたが
深呼吸すると息が詰まるカンジはありマシタ。
血栓の一部が肺に飛んでしまっていたんですね。

車イスで病室へ。
生年月日、氏名、ID、バーコードが入った
リストバンドを右手首に装着。
2011年1月28日。
この日から入院生活スタート。

20時前から
アンギオ室にて放射線科医による
血管内治療(IVR)開始。

血管内治療(IVR)はX線透視下での
カテーテルを使った治療を指します。
外科手術よりも出血のリスクが非常に少ない
近年、注目されている治療法です。

血管内治療(IVR)のリスクとしては
長時間X線透視下に置かれる場合もあるため
放射線皮膚障害(皮膚の炎症、かゆみ)、
一時的な脱毛が起こる場合もありマス。

なので放射線科医、看護師さんは防護着を
着用してマス。

アンギオ室って名前を最初に聞いた時は
「はぁ?」ってカンジですよね。
X線による血管造影ができる手術室に近い
衛生的な部屋です。
レントゲンの機械といろんなモニタが
たくさん並んでマシタ。

手術着に着替えて
右腕からヘパリン(抗血液凝固薬)点滴。
左足の甲から血管造影剤(ヨード剤)注入。
足の甲の注射は痛い。
左腕には自動血圧計。指先にはパルスオキシメーター。
術中、術後は安静が必要なので尿カテも。
と結構な重装備。

右足鼠蹊部に局部麻酔を打ち、
直径2mm程の細いバルーンカテーテルを
鼠蹊部より挿入し、まずは大きな血栓が
誤って肺に飛ばないように
下大静脈フィルター(一時型)を留置。

カテーテルによる左足の血栓を吸引除去。

麻酔は局部麻酔ですから血管内をカテーテルが
移動していく様子はモソモソっとした
感覚としてありマス。

バルーンカテーテルが
血管内で膨らむ感覚が、なんとも言えず。
狭窄部では時々、痛みを伴いマス。

血栓が左足の広範囲に広がっている、
血栓が出来てから時間が経っていたため
血栓がなかなか はがれず治療に時間が
掛かりマシタ。

医師の休憩を挟みつつ、
ちょっとしたハプニング
(モニタが治療中に壊れて
 もうひとつのアンギオ室に移動/苦笑)
もありつつ、終了は23時過ぎ。

放射線科医曰く
「今日はとりあえず80%の血栓は取り除けました」
全部、きれいに除去するには
もっと時間を要してしまう模様。

局部麻酔なので医師とは会話しながらの
治療です。
歯医者みたいに「痛かったら言ってね」
って言われたけれど...「痛い」って言っても...
なカンジ(苦笑)

自分の心電図音も聞いてると
なんだか恥ずかしい。
動揺っぷりが手に取るようにわかる(笑)

時間が経ち慣れてくると血栓がうまく取れて
「おっ、イケる、イケる。おぉ!」って喜んでる医師と
喜びを分かち合ってみたりと余裕も出たり。

ヘパリン(抗血液凝固薬)点滴をしているため
カテーテルを挿入した鼠蹊部の出血を
止血するために圧迫止血法で止血。
男性医師だからこれが超イタかった。
「んがっ」って思わず声を出してしまう痛み。
最後の最後が一番、痛かった。

静脈の血流を促進するために
左足には圧迫包帯が巻かれる。
かなりキツく巻かれる。

包帯グルグル巻きの左足だけ見ていると、
とっても痛々しく重症なカンジですが
血栓の詰まりがなくなり痛みそのものは
なくなってマシタ。

左足の甲には血栓溶解剤ウロキナーゼの点滴。

血栓は200mlのケースに
たっぷり入ってマシタ。うへっ。

ゆかたに着替え
ストレッチャーで病室へ戻ったのは
日付が変わった頃だったと思いマス。
ストレッチャーからの景色は
ドラマで見た通り天井が動いてくカンジ。
病室は8人部屋。
消灯時間はとっくに過ぎていたので
同室の方には慌ただしい物音で
ご迷惑を掛けたと思いマス。
ごめんなさい。

血管内治療(IVR)後、
この日は約6時間は安静が必要なため
寝返り厳禁。
血管内治療(IVR)よりも寝返り厳禁の方が
ツラいのよ。
腰が痛くなる。

病室に戻り検温、血圧測定、
パルスオキシメーターで脈拍と
血液中の酸素飽和度を測定。

しつこいくらいに看護師さんより
「胸に痛みはないか?息苦しさはないか?」
と聞かれる。
「痛みを感じたら迷わずナースコールしてほしい」
と強く言われナースコールをにぎらされる。

で、28日は朝食を摂った以降、
何も食べてないので超超超お腹減ってたけど
何も食べられずに29日に。
それもツラかった(´Д⊂グスン

入院初日は痛いコトがたくさんでした。

(つづく)

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コメント

>>komaさん

>よく耐えました!(><)

ありがとうございます!
看護師さんにも同じ事言われました(笑)

komaさんのご両親さまもどうぞご自愛下さいませ。
入院は家族も準備や洗濯など色々と
普段と違うことの連続で大変だなと実感しました。

投稿: まんぼ | 2011.05.12 22時01分

病名は違っても、鼠径部からのカテーテル
うちの両親も何度もしましたので
その後の動けない苦しさ、状況はよくわかります。

タオルを巻いて、腰や背中にそっと入れて
緩和していましたが…

痛かった、キツかったですね。
よく耐えました!(><)

投稿: koma | 2011.05.10 23時42分

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